「冲方式ストーリー創作塾」冲方丁 宝島社 ISBN:4796646582

君にも『マルドゥック・スクランブル』が書ける!
ライトノベルからゲームのシナリオまで創作手法のすべてを包み隠さず徹底伝授!!

が帯の煽り文句の小説の書き方集です。
やけにハイテンションでノリに脱落した某久美先生の某作とか、
どちらかと言うとタイトルの割には難しめの某大塚先生某作のに比べると
かなり読みやすい構成+内容になってるかと。
個人的には『マルドゥック・スクランブル』やら『カオスレギオン』やら『蒼穹のファフナー』の、
裏話を読んでみたい、と言うのが購入動機だったりしますが。
書く畑の人間じゃないので、そういう所に目がいってます。
いや、あの分厚さを書ききる為にはどんなプロット立ててるんだろうなあ…とか
思ってたんですが、想像以上に凄かったですよ。
特につい最近読みきったばかりのカオスレギオン
元はゲームと同時進行で製作の小説で、設定の制約とかある筈なんですが、
何この超絶長編プロットってな感じでした。
まあ、主役と言うかテーマがテーマだけに大河ドラマっぽくなるというか何と言うか。
ああ、でもこれ読んでまた小説読むと楽しそうですね。
あと、小説の分野でのアシスタント制度はかなり盲点でした。
漫画の分野でなら普通の発想ですが、小説の分野では全く聞かないですし。
あ〜いや。全くではないかも。
確か『フルメタル・パニック!』の賀東先生はこのアシスタント制度に近いものを取り入れていたような。