「彩雲国物語〜光降る碧の大地〜」雪乃紗衣 角川ビーンズ ISBN:4044499098

既にあともう一冊新刊が出てますが、絶好調アニメ化の「彩雲国物語」第8巻目。
展開的には第一部完、という所でしょうか。影月編最終巻とも言えますね。
あれだけ引っ張って実は某キャラがどうだったとかの不満点はさておき、
その盛り上がり様は期待以上のモノがありましたので、そこは拍手したい所。
自分自身は、中華ファンタジーの精密さを求めている訳ではなく、物語自体の盛り上がりを求めて読んでいるので。
あとは、ここまで引っ張った秀麗と劉輝のお話を楽しみに読んでます。
秀麗がどんどん成長していってますが、この巻は個人的には燕青がMVPでした。以下ネタバレ反転で、↓
秀麗の官吏としての資格を問いただす某シーンとか、
ラスト付近でついに干将を抜いた後の秀麗とのやりとりとか、なんかがそうですね。

問題はこの後の展開ですが、ここで終わらせないという事はどう続けるんでしょうか。
既に伏線は幾つも貼られてますが、そこを見なかった事にすれば、割と綺麗にまとまってますので。
今後は、異能の能力を持つ某家の話をバックに進めていくとは思うんですが…。