「エマ」4巻 森薫 コミックビーム ISBN:475771887X

閉店ギリギリの蔦谷に飛び込み購入。
そして即読了。作中では、作者の趣味と妄想が暴走。
以下ネタバレ反転→

例えば、エマが着せ替え人形よろしくされてたり、
特にひん剥かれてコルセットを締め直すシーンに気合が入ってたり、
ドロテア奥様が朝から素っ裸でエマがその隣で御奉仕中だったり、
(ドロテア奥様の裸は肉感的でようございました事ですよ!?)
喜劇オペラの描写はめちゃめちゃ凝ってたり、
(相変わらず背景がすご過ぎ。流石自転車で全力疾走と言われるだけあります)
と、読みどころが満載。



19世紀末英国を舞台に、貴族とメイドの許されぬ恋を描くこの作品ですが、今巻でクライマックスへ向けて急展開します。
前巻で離れ離れになってしまったエマとウィリアム。
そんな2人は運命のいたずらに導かれついに涙の再会!
(個人的にはミセス・トロロープの陰謀説を主張したいかも)
そして、次巻。時を遡り、エマとウィリアムの時代以上に、
身分の差について厳しかったウィリアムの両親のお話が。


という訳で「エマ」4巻です。新キャラのモニカ姉様とエレノアは
祥子さまと祐巳っぽかったと思ったのは自分だけっすかね。
この2人みたいな姉妹のカップリングが好きな身としては、
ジョーンズ家に殴り込みをかけた後に落ち込んで、
過去回想に浸ってるモニカ姉様最高!等とニヤけながら読んでました。
それと、後書きの一コマ。いや確かにこのまま落ち込みっぱなしのキャラには見えないので。
そして、前巻登場のミセスト・ロロープは今巻も大活躍!
個人的には作中最萌えキャラかも。天然ボケマダムってのはツボだった模様。


もちろん後書きもツッコミどころ満載でヨイですよ。
タイトルからして爆笑。
読んでて、ああ相変わらず森薫さんは病気全開なんだなあ、と安心してしまうほど。
と言うか後書きを読めば本編で作者的に(ストーリー的に、ではなく)力のポイントが丸分かり!
あ、バニーさんは自分もいいと思います。今度そんな漫画も描いて欲しいです。