「彩雲国物語〜花は紫宮に咲く〜」 雪乃紗衣 角川ビーンズ文庫 ISBN:4044499039

ようやく買えました、作者本人は否定するものの、ジャンルは中華ファンタジーと思われる彩雲国物語の第3巻目。

今巻で、ヒロイン秀麗の長年の夢叶って彩雲国初の女性官吏に。
けれど、いきなりの大出世をした秀麗に、今まで普通に付き合ってくれていた周りの人達よそよそしくなってしまい……?
しかも、夢叶って女性官吏になれたものの、男性社会の朝廷は当然秀麗に冷たい。
理不尽な仕事を押し付けられ、何度もめげそうになるものの、そこはガッツで乗り越える。
だけど、秀麗は肝心なコトを忘れかけてしまう。
そして、秀麗達新進士達の配属に絡み、へっぽこな陰謀が宮中を騒がせていた……!

後書きにもある通り、自分も出るならてっきり7月だろうなあ、とか思ってたんですが、
見にいっても見付からなかったので、
「……これはかなり次の巻まで時間がかかりそうかな」
と思っていたら、よく行くラノベ感想サイトに載ってたのを見付けて大慌て。
速攻で近所の有隣堂へ駆け込み、残り少ない3巻をなんとか購入。
さて、お話のメインはヒロインの秀麗の筈が矢張り蓋を開けてみると、
脇キャラのおにーさん、おじーさん達が大活躍。
中でも紅一族の暴れっぷりにヒロインは誰だ!と首を傾げてしまうほど。
と言うか自分の中ではこの巻のヒロインは吏部侍郎でした。
さて、舞台が次巻から変わるみたいですが、それに伴って出番の減るキャラの扱いがどうなるかが気になる所。
……劉輝に果たして明日はあるのか。