「小説エマ」1巻 久美沙織 ファミ通文庫 ISBN:4757722095

これを「森」の入り口の平積みコーナーで見た時はびっくりでした。
何せ只でさえハマっている「エマ」の小説を、
ドラクエ、マザーのノベライズですっかりファンになってしまった
久美先生が書いてたんですから。
そのまま速攻でレジへ行って買ってきました。
で、今回は読み進めながらこの雑感を書いてます。
矢張り久美先生の描写は力が入ってていいですね。
その時代や空間のイメージが湧くし、またその綺麗な描写を堪能出来ます。
後は解説にもあったけど、登場するキャラクターの内面描写が入るので、
漫画とは違う視点から「エマ」の物語が読めるのも○。
このシーンは漫画のどのページに該当して、どんな行動をとってたかな、
等と思い浮かべながら(もしくは実際に漫画も開いて同時に読みながら)
読み進めるのも楽しそう。それからコマとコマの間の描写がかなりあるので、
そこもチェックしながら読みましょう。ともかく、
これぞ久美節の「エマ」ですよ!と心の中で小躍りしながら読み途中。
やばい、エマとウィリアムの出会いのシーンがやばいですよ!!
特に眼鏡の描写とか眼鏡の描写とか。
あとエマの容貌の描写をウィリアムの瞳の色にかけて書いてある辺りとか。
さらにそこに挿絵が入ってるのがイイですよ。
しかし、ウィリアムの内面描写を読んでるとすごいドリーマーっぷり。
おぼっちゃまっぽいってのは漫画を読んでてよく分かってたんですが、
小説だと天邪鬼が住み着いてるようで、この辺は若干違和感が。
他に「商家で成り上がりのジョーンズ家」って立場がクローズアップされてました。
漫画での台詞にそういった話が混じる事もしばしば。
その他にもこの時代の背景を詳しく書き込んであります。
あと、ハキム。彼も割りと性格変わってるような気が。
どう変わってるかはこの小説版「エマ」を読んでみて下さい。
各話タイトルは、ほぼ漫画と同じで分量的には漫画の1巻まです。
アニメもそろそろ始まるので、漫画・小説と合わせて読み進めると面白そうです。


と言う訳で、読みながらの雑感書きは終了。
ここまで約2時間ほど?このやり方も次回も続けるかどうかは取り合えず保留。
かなり気に入っている小説・漫画はこちらのやり方を取るかも。