「てるてる少年」11巻 高尾滋 花とゆめ ISBN:4592174690

約3年半の連載期間を経てついに完結。平成忍者ロマンス第11巻目。
三島の造反により御城内部は混乱をきたす。
そしてその間に地下迷宮へと逃れた紫信は、城の最深部へと辿り着く。
そこで待っていた松子から、御城の秘密がついに語られる…。
さらには避けられない悲劇が紫信たちを襲う!

ようやく単行本のほうも完結です。
何というか……、最後の松子様・正吾様のシーンを見てると
主人公は誰だったのか…と呟きたくなりました。
才蔵と紫信はおいてきぼり、一緒に読者(自分)も置いてかれたような気が。
まあ、前作の「ディア マイン」を読んで、あの空間に引っ張られてて違和感を感じただけかもしれませんが。
ともあれ現代の御城草子にはひとまずのピリオドが打たれたので、
作者様には次作でも活躍される事を期待。
一応続刊となっている、「人形芝居」の続きが出来れば読みたい所。