「かりん増血記」6巻 甲斐透 富士見ミステリー文庫 ISBN:4829163216

さて原作はついに11月からアニメ化の某増血鬼漫画。
で、こちらはサイドストーリー的な展開の小説版第6巻めです。
後書きにあるように、作中の三学期の初め、1月中旬から下旬ごろのお話だそうで。
具体的に言うとコミックスの…7巻以降ですね。
確認したら7巻のラストでまだ冬休み中でした。
それ以前に雑誌派じゃないのでこの先どうなってるか分かりませんよ!!
ともあれ小説版の旨みは、本編ではメインキャラ中心で話が進むので、
あまりサブキャラが関われないのですが、そのサブキャラが一定以上の活躍をしてくれるので、
メインのかりん・健太に絡む他のキャラの引き起こす反応が見れるのがお得な訳です。
と言いつつも今回大活躍なのはかりんパパのヘンリーな訳ですがw
隠し子騒動、と言うのが今回物語のの中心になるのですが、
散々に奥さんのカレラにボコボコにされ、誤解がとけかけても八つ当たりされるヘンリーに萌え。
挿絵の入るタイミングが秀逸過ぎて3度程吹きましたしw
恐妻家のサリーちゃんのパパお父さんってのはいいキャラだよなあ…。
まあ、その手のコメディ部分はさておき、本編でもそろそろ本番に入りかけているかりんの増血の謎に
関しても幾つか触れられているので、コミックスと合わせて読んだ方がいいと思いますよ〜。
他にも(自分にとってはメインディッシュですが)ラブの部分も微妙に増えてきてるので、
例えば健太が嫉妬している描写が出てきたりとか(今まではかりんの一方通行的な描写が多かったり)、
この手のラブコメのある種一番美味しい時期なのでは。