「ボクを包む月の光」3巻 日渡早紀 別冊花とゆめ ISBN:4592182839

間に感想一冊抜けてますが、ボク地球次世代編第3巻目です。
1巻目もそうですが、これは昔からのファンには堪らないシリーズですね。
前シリーズからのエピソードを引っ張ってきたりしてるんですが、
今回涙腺決壊したのは、ラズロとキャーのエピソードです。
第10話「猫の橋渡ろう」は、ある日蓮捨て猫を拾って来るんですが、
輪は猛反対。もちろんこの辺りは紫苑の記憶にあるキャーと暮せなかった事から来るトラウマな訳で。
そして、「78日以上面倒を見れたら」と条件を付けて猫を飼う事を許可した輪の台詞から、
蓮が紫苑の過去を見始めて……。とオチの辺りは省略しますが、
これは反則技と言わんばかりのエピソードの見せ方にぼろぼろ泣きました。
特にラスト付近のラズロの台詞は、前振りもあって相当な破壊力が。
その他にも、輪の妹の円や、カチコの母親のお話、後は輪の某作文の末路とか。
流石に別冊花とゆめには手を出していないので、続きはまだ読んでいませんが、
これとジャパネスクは続きを楽しみにしてます。